株式投資をしたことがない人からよく、「投資は危険だ!」なんてことを聞きます。
投資はギャンブルだと誤解している人も多いのです。
メディアが放送するのはFXやデイトレードで大成功もしくは大損した人を取り上げます。その方が視聴者の目にとまって、視聴率を稼げるからなんですよね。
しかし、これは短期で売買を繰り返すチャンスを狙った「投機」であり、「投資」ではないのです。
では「投資」とは何なのか?
投資(とうし、英: investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す(現代において、生産能力の増加しない商業活動はこれに含まない)。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる語である。
どのような形態の投資も、不確実性(リスク)が伴う。一般に、投資による期待収益率が高い場合、不確実性も高まる。この一般則に反する取引が可能な場合、裁定取引が行われ、収益率の低下またはリスクの増大が起こる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
分かりやすくいうと、「投資とはより多くのものを作るためにお金をかけること」です。
現代の日本は資本主義社会であり、資本を投資し続けることで成長をします。
日本の経済は衰退してるだろという方もいますが、これは企業が内部留保(会社で貯金)していたり、家計でも預貯金の比率が50%を超えていて、投資の比率が低いのことが原因です。
世界ではもっと投資が個人でも進んでいて、例えばアメリカでは株式投資の比率は30%ほどです。一方日本は10%程度。
お金を必要としている企業に投資することで、企業は消費者に価値を創り、利益を生み出すことができ、利益は投資した株主に還元されます。
経営者と株主(投資家)と消費者の関係はwin-win-winになります。
本来必要な資本がきちんと投資されていれば経済は成長するはずです。
もちろんのことですが、投資にはリスクが付き物です。損をする可能性もあります。
しかし、長期・分散・積立を意識して投資することでリスクを小さくしていくことが可能です。
アメリカのS&P500指数連動の投資信託を20年間積み立てていれば大きく利益がでています。
投資は国からも催促されている
金融庁からも個人の投資を促進するために、株式の利益にかかる税金が非課税になる「NISA」や「つみたてNISA」という制度ができました。
国からも投資を促されているのです。
資産を現金で所持していればインフレによって価値が目減りしていくことになります。
日本はデフレかもしれませんが、世界的に見るならば円の価値が減少することとなります。
日本円のみで持っていることこそ、投資をするリスクよりも危険なのではないでしょうか?